Imajuのコンセプト
ブラウザ上で作曲・楽譜・MIDI・オーディオを一体として扱う、Webベースの作曲環境です。
ここでは、Imajuがどのような用途を想定しているかを説明します。
スコアロールという概念
一般的なDAW(Digital Audio Workstation)は、オーディオ編集・楽譜作成・MIDIシーケンス・録音と再生を
ひとつのプロジェクトでつなぐことを目指してきました。
Imajuはブラウザベースの作曲環境です。ネイティブのDAWソフトに比べ、処理速度では及びません。
また近年のDAWは、作曲そのものより製品に仕上げるための道具として使われることが多くなりました。
Imajuは、その前段階の創作と、成果物を届けるインタラクティブなコミュニケーションプラットフォームとして位置づけています。
想定している用途
- マイナスワンに合わせて弾いてみる、その演奏を共有する
- 教育の一環として楽譜を共有し、やり取りする
- できあがった曲を、提出先や関係者へ渡す
- 投稿して収益につなげる(将来のビジョン)
- 動的な楽曲コンテンツの公開・ルーム・イベント等
- クリック同期信号による生演奏との同期システムとして
こうした場面で、楽譜がどれだけ重要な役割を担うかを前提に設計しています。
楽譜という「スーパー言語」
楽譜は一つの言語であり、習得のしやすさが音楽を始めるうえでの障壁になることも事実です。
一方で、楽譜があることで音楽を一瞬で把握できる──いわばスーパー言語でもあります。
- 音を聴かずに、楽譜だけで判断できる
- 思いついた瞬間の記憶を、メモとして残せる
- 他の音楽家・演奏家との共通言語になる
Imajuはこれらを初めから想定し、創作と即Playを一貫して速く行えるよう、スコアロールという概念で構築されています。
Webには制約もありますが、それを逆に活かし、次のようなスタイルを追求しています。
この先にあるのが、本来DAWが目指すべきだった姿だと考えています。
Imajuの向かない方
始めに、あえてImajuが向かない方もお伝えします。
- 音楽制作の主流はAIだと考えている方
これは否定ではなく、いまの流れとして自然なことです。ただImajuが目指すコンセプトは、開発の過程でもAIだけでは捉えにくい部分がありました。 - 学習や練習を伴うことが煩わしいと感じる方
Imajuは楽譜ベースです。採譜を補助する機能はありますが、楽譜に馴染みのない方にはとっつきにくく感じられるかもしれません。 - ただ音楽を視聴したい方
Imajuは基本的に自分が参加・創作することを前提としています。聴くだけでは、楽しさが伝わりにくい場合があります。
Imajuの向いている方
- 弾いてみたかった曲をマイナスワンで試す方、弾けるようになりたい方
- コード理論の理解を深めたい方
Jazzコードをベースにしたコード進行の提供など、より深く掘り下げる機能を予定しています。 - 楽譜を頻繁に扱うお仕事の方
作成して即転送でき、注釈・編集・評価など、実務でのディスカッションをシームレスにつなげられます。
4つのモード
Imajuは、制作と楽しむ体験を次の4つのモードで考えています。
- ScoreEditor— 作曲・編集・解析・録音。楽譜とMIDI・オーディオを編集する制作の中心です。
- LayoutPreview— 印刷やPDF向けの組版・仕上げ。ScoreEditorと連携して楽譜の見た目を整えます。
- Stage— できあがった成果物を弾き、聴き、楽しむためのモードです。現在は準備中です。
- Live— 複数曲をつないで演奏するための軽量なコントロール画面(準備中)。
制作から楽しむまで
ScoreEditorで曲を作り、必要に応じてLayoutPreviewで楽譜を仕上げる。
その先に、Stageで成果物を楽しみ、Liveでセットのように演奏につなげる──
という流れを想定しています。
いま公開しているScoreEditorは、この流れの制作側にあたります。
ScoreEditorは楽譜を作り、LayoutやLiveへつなぐ制作の場です。
いまできること
- 楽譜入力(マウス、MIDI、ステップ入力など)とコード・歌詞の配置
- 内蔵サウンドフォント(SF2)や外部MIDI機器での試聴
- オーディオトラックの録音・編集とMIDIシーケンスの同期
- LayoutPreviewによる印刷向け組版(ScoreEditorから別タブで起動)、表紙の作成、PDF
- Liveによるセットリスト連続演奏(複数曲の連結・StageEcho・レコーディング)
- Consoleウィンドウによるミキシング(任意)
- 共有制作(Communications・有料)— 内部チャットを含む